ロジスティクス飯野海運が7月31日に発表した4-6月期連結決算は、内航・近海、不動産業で減益となったものの、主力の外航海運で5.7%の増益を確保したことで、全社の営業利益が1.3%の増益となった。売上高営業利益率は前年同期の9.7%から10%へと0.3ポイント上昇した。
外航海運はオイルタンカーで支配船腹を中長期契約に継続投入したほか、ケミカルタンカーは中東積みアジア、欧州向け航路で既存契約による輸送数量を順調に確保、アジア、欧州からインド・パキスタン向けでも配船計画に見合う輸送数量を取り込んだ。
米国オペレーターとの合弁事業会社は大西洋域内を中心に、数量輸送契約に加えてスポット貨物を効率的に集荷し、高稼働を維持した。
[飯野海運]2016年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期第1四半期 | 2015年3月期第1四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 24,877 | 25,378 | -2.0% | |
営業利益 | 2,500 | 2,468 | 1.3% | |
経常利益 | 2,372 | 1,999 | 18.7% | |
当期純利益 | 2,436 | 1,951 | 24.9% |