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ワクコンサル、米SCMシステムのラマソフトと提携

2015年8月10日 (月)

ロジスティクスワクコンサルティング(神奈川県藤沢市)は10日、サプライチェーンソリューションを提供する米ラマソフト社(ミシガン州)と提携し、同社の仕組みを核としたコンサルティングサービスの提供を開始すると発表した。

ラマソフトは「サプライチェーン・デザイン・ソフトウェア」と呼ぶ自社製品を柱として、顧客企業にサプライチェーン・オペレーションのデザインや改善サービスを提供しており、昨年7月にラマソフト・アジアが日本事務所の開設を発表している。

ワクコンサルティングは、ラマソフトを中心としたコンサルティングサービスにより、企業の総資本利益率(ROA)やキャッシュフローを改善する。

同社では、ラマソフトを用いたコンサルティングサービスの効果について「今までの実務経験に裏付けられたコンサルテーションに加え、ラマソフトのソリューションを活用したより多くのケース分析や定量分析することで、既存のサプライ・チェーンを今後の経営環境の変化に沿って最適化する」ことができると説明。

従来のSCMシステムの特徴的な機能を「在庫や輸送費など特定のパラメータに特化した最適解を作成する」と規定した上で、ラマソフトについては「サプライヤーから顧客までの要素をモデルに登録し、より実態に則した形でサプライ・チェーン総コストを見渡したイノベーションを実現できる」と強調している。

ラマソフトによるコンサルティングサービスの営業に取り組むことで、2020年にこの分野で20億円の売上を目指す。