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JLL調べ

東京物流施設市場、15四半期連続で賃料上昇

2015年8月10日 (月)

調査・データジョーンズラングラサール(JLL)が10日に発表した調査レポート「ジャパンプロパティダイジェスト2015年第2四半期(4-6月)」によると、東京のロジスティクス(物流)市場では賃料が15四半期連続で上昇したものの、上昇率はやや減速した。

月額坪当たり賃料は共益費込みで4185円となり、前期比1.3%、前年比6.1%上昇した。サブマーケット別ではベイエリア・内陸とも緩やかに上昇した。

価格は前期比4%、前年比19.4%の上昇で、投資利回りはほぼ横ばいで推移。4-6月期の新規供給は2棟(20万平方メートル)で、ストックは前期から3.5%増加した。期中に竣工したのはGLP綾瀬(6万9000平方メートル)とGLP座間(13万2000平方メートル)の2施設。

旺盛な需要が新規供給を吸収し、空室率は3.9%と前期比横ばいで、貸主優位市場を継続した。今後は賃貸市場でテナント需要が旺盛となる一方、新規供給は過去5年平均比2倍超となる見通しで、「賃料は若干の軟化が懸念される」としている。