ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日通、中国日通を完全独資化

2015年8月10日 (月)

国際日本通運は10日、中国日通を完全独資化したと発表した。6月24日にすべての手続きを完了した。

中国日通は1995年、中国全土を対象とした物流事業展開を目的に、日通が50%、中国側パートナー50%の出資比率で「天宇客貨服務」として設立した。その後、中国の改革開放政策に伴う外資系生産企業の工場進出を背景に、沿岸部主要都市を中心にネットワークを展開。

08年に物流事業の外資開放政策を背景に中国側パートナーの持分45%を買い取ると同時に「日通国際物流(中国)」と改称し、国内物流に事業分野を広げた。

中国では緩やかに経済が減速する中、産業・貿易構造の変化が進んでおり、物流分野でも改革が進められている。同社は「事業環境の変化に速やかに対応し、さらに拡大を図るためには経営の迅速化が不可欠」と判断し、20年目の節目を迎えて完全独資化した。

中国日通は従業員数1608人、保有車両(自社トラック)台数71台。