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日通、中国とタイ結ぶ南北回廊で陸路輸送を開始

2015年8月11日 (火)
日通、中国とタイ結ぶ南北回廊で陸路輸送を開始

▲中国車両とタイ車両

ロジスティクス日本通運は11日、中国とタイを結ぶ南北回廊で陸路輸送サービスの提供を開始したと発表した。従来の海上輸送に比べて輸送日数を10日以上短縮する。

同社が開始したのは、中国・昆明とタイ・バンコクをつなぐ新たな陸路チャーターサービスで、2週間以上かかっていた昆明-バンコク間のドア・ツー・ドアサービスを最短4日間へと大幅に短縮。昆明で40フィートコンテナに積み込み、コンテナのままバンコクまで一貫輸送するため、積替作業を省くことができるほか、ダメージリスクの回避にもつながる。

また、運航スケジュールに縛られがちだった海上輸送に比べ、柔軟な輸送対応が可能なこともメリットとなる。

コンテナではなく、バンボディーのトラックを利用する場合は、中国・ラオス通関の際に中国日通の車両からタイ日通の車両へと積み替えが発生する。

同社は昨年7月に中国貴州省貴陽に、ことし4月に雲南省昆明に拠点を設け、中国南西部からASEAN域内への物流サービス改善を検討していた。