リコーロジ、京浜島に物流技術｢伝承｣拠点を開設

ロジスティクスリコーロジスティクスは20日、同社の物流拠点「物流センター京浜島」に物流作業技術を習得したり新たな技術を開拓したりといった教育・訓練・実験拠点として「リコーロジスティクスグループトレーニングセンター」を開設したと発表した。

トレーニングセンターは、複合機を搬出入する際に想定される状況を再現した施設で、搬送技術と技能の習得、深化を図るために開設したもので、作業に従事する従業員の技術習得の場とするほか、高品質な物流を提供するための新たな物流作業技術を開拓する実験の場としての役割を担う。

センターは、講習エリア、実技訓練エリア、展示エリアの3エリアで構成。講習エリアは、講義を主体とした勉強会を開催でき、最大30人を収容できる。

実技訓練エリアは、同センターの中心となるエリアで、実際に複合機を用いながら、実務で活かすことのできる搬送技術と技能の習得が可能。一般的なオフィスを再現したシミュレーションオフィス、2階建て以上の顧客に搬送するために必要な「階段担ぎマット作業訓練」を行うための壁幅可変式の階段、ラッシング商品固定作業訓練スペースなどを用意している。

展示エリアには、物流で必要となる資材を陳列し、学習者が適切な資材を用いて搬送できるように、多様な用品を展示している。

同社は「教育や訓練という『伝承』活動を通じ、これまで培ってきた優れた技術と技能を絶やさないよう努めていく」としている。

■トレーニングセンターの概要
所在地：東京都大田区京浜島1-2-6（リコーロジスティクス物流センター京浜島内）
センター面積：505平方メートル（153坪）