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阪急阪神エクス、航空輸出量が23か月ぶり減少

2015年9月3日 (木)

調査・データ阪急阪神エクスプレスは、8月の航空輸出入取扱実績を3日に発表した。輸出は取扱件数が7%減(前年同月比)の1万4884件、取扱重量は8%減の4343トンとなった。重量ベースで前年実績を下回ったのは23か月ぶりで、5000トンを割り込んだのも9か月ぶりとなった。

米州向けは中西部、西部向けで自動車関連が堅調な荷動きを示した一方、東部向けは前年の化学品特需の反動で減少。全体では、重量ベースで0.5%増とわずかながら増加した。

欧州・中東向けはベネルクス向けで自動車関連、医療関連が好調に推移したものの、ドイツ向けの自動車関連が落ち込み、全体としては重量ベースで7.8%減と9か月ぶりに前年を下回った。

このほかの地域向けは、タイ向けなど一部の仕向地で好調に推移したものの、中国向けが減少、全体では重量ベースで10.2%減と3か月ぶりに前年実績を下回った。

輸入取扱件数は4.1%減の1万3793件で、14か月連続の対前年マイナス。品目別では、アパレル関連やコンピューター部品関連が前年を上回ったが、主力の自動車部品関連や機械部品関連が低調な荷動きとなった。