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JR貨物、インド貨物専用鉄道の支援業務を受託

2015年9月17日 (木)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、国際協力機構(JICA)が公示したインド貨物専用鉄道運営・維持管理支援プロジェクトで、同社が主体となる初の海外技術移転プロジェクトとして、日本工営と共同で支援・技術移転業務を受託したと発表した。

JR貨物は、鉄道貨物輸送ノウハウを積極的に海外に輸出する目的で昨年1月に専門の部署「海外事業室」を立ち上げ、調査・コンサルティング・研修などの業務を部分的に受託してきた。

一方、JICAはインド貨物専用鉄道の効率的な運営・維持管理、貨物輸送能力の向上を実現するため、新たに技術協力プロジェクトとして、日本の技術・ノウハウに基づく支援と技術移転を実施することにしており、コンサルタントを選定するための公示を行っていた。

JR貨物は同国で鉄道コンサルティング経験が豊富な日本工営と共同で応募し、受託が決まった。具体的には、ビジネスプラン(事業計画)、運営組織・業務運営体制(要員体制)、設備維持管理計画、貨物駅・接続駅での駅業務の効率化などのアドバイスを行うほか、コールドチェーン・サプライチェーンマネジメントに鉄道貨物輸送を対応させるための設備や制度の整備、鉄道貨物輸送の管理と利便性向上のためのITシステム導入のアドバイスを行う。また、日本の技術・ノウハウを移転するための日本国内研修も実施する。