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内海造船、乾貨物船「アフリカングラウス」完工

2015年10月15日 (木)

荷主内海造船は15日、因島工場(広島県尾道市)で建造していたジェネラルカーゴシップ「アフリカングラウス」が、完工したと発表した。

同船は、全てのホールドを二重船側構造とした乾貨物船で、従来船よりも船体強度と外部損傷に対する復原性が向上した。また、幅広浅喫水の特徴を持っており、水深の浅い港湾の出入港や、河川、運河、湖などへの航行が可能な船型となっている。

積載可能貨物は、木材、穀類、石炭、鉱石、鋼製品などで、貨物倉は5ホールドに区画しているものの中で、3ホールドがボックスシェイプ型となっている。荷役装置は、30トンデッキクレーン4基を備え、倉口はワイドハッチを採用することで長尺物の積載と荷役効率を向上している。

■主要目
全長:183メートル
長さ(垂線間):177メートル
幅(型):30.6メートル
深さ(型):14.5メートル
満載喫水(型):10メートル
載貸重量(構造喫水にて):3万7700トン
貨物艙容積(グレーン):4万7125.3立法メートル
乗組員:25人
主機関:HITACHI-MAN B&W 6S46ME-B8.3型ディーゼル機関 1基
連続最大出力(D.M.C.O) 6695キロワット×113rpm
常用出力(D.C.S.O)5696キロワット×107rpm
速力:試運転最大15.84ノット
航海速力14.1ノット
船級:ABS
船籍:バハマ
起工:2014年6月23日
進水:2015年7月15日
完工:2015年10月15日