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パナソニック、中国蘇州市に新方式DPF工場開設

2015年11月9日 (月)

国際パナソニック、中国蘇州市に新方式DPF工場開設パナソニックエコシステムズは9日、新しい方式のディーゼル排ガス浄化用触媒フィルター工場を中国の蘇州市に新設し、12月から生産を開始すると発表した。

ディーゼルエンジン車の規制が日米欧を中心に段階的に強化される中、新たに受注した中国エンジンメーカーなどに向けてディーゼル排ガス浄化用触媒フィルターの生産を開始するもので、需要に素早く対応するため、日本の春日井工場で触媒粉体を生産し、蘇州工場でDPF基材にコーティングすることで、ディーゼル排ガス浄化用触媒フィルターを生産する。

同社は、換気扇や空気清浄機などの室内空気質製品をグローバルに展開しており、ディーゼルエンジン車の規制が強化される中、高価な白金を使用せず、低温で粒子状物質を分解する省エネ性に優れた新しい方式のディーゼル排ガス浄化用触媒を2010年に開発した。

今回、規制が強化される中国で同社として初めてエンジンメーカーからの受注が決定。既存車や、これから規制が強化される非道路機器にも採用が決まったことから、蘇州市に工場を設立した。

2018年度に100億円規模の販売を目指す。

■新工場の概要
社名:パナソニックエコシステムズ広東蘇州分公司(広東松下環境系統有限公司蘇州分公司)
所在地:中国江蘇省蘇州市蘇州高新区鴻禧路32号F-15号
延床面積:4180平方メートル(3階建て)
生産品目:ディーゼル排ガス浄化用触媒フィルター
生産開始:2015年12月
仕向地:中国ほか