ロジスティクス日本郵政が12日に発表した日本郵便の2015年4-12月期連結決算によると、郵便・物流事業の営業損益は前年同期の97億円の赤字から126億円改善し、29億円の黒字に転換した。日本郵便全体の売上高は、豪州物流大手のトールグループを買収したことなどにより、前年同期比で4922億円増え、2兆7053億円(22.2%増)となった。
郵便・物流事業の総取扱物数は0.9%の増加。このうち、郵便物はアジア宛てのEMS・国際小包など国際郵便が伸びたほか、マイナンバー通知カードの差出しがあったにもかかわらず、0.4%減の119億4400万通にとどまった。
EC市場の拡大を受け、ゆうパックは0.9%増の4億100万個で3期連続の増加、ゆうメールも6.9%増の26億2300万冊と堅調に拡大した。
[日本郵便連結業績]2016年3月期第3四半期連結決算(単位:億円)
2016年3月期 第3四半期 | 2015年3月期 第3四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 27,053 | 22,131 | 22.2% | |
営業利益 | 341 | 193 | 76.7% | |
経常利益 | 414 | 243 | 70.4% | |
当期純利益 | 487 | 218 | 123.4% |
[郵便・物流事業、国際物流事業]
郵便・物流事業 | ||||
売上高 | 14,495 | 13,894 | 4.3% | |
営業利益 | 29 | -97 | - | |
国際物流事業 | ||||
売上高 | 3,829 | - | - | |
営業利益 | 166 | - | - |