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日本ガイシ、石川工場にDPF向け触媒担体の新ライン

2015年11月20日 (金)

拠点・施設日本ガイシ、石川工場にDPF向け触媒担体の新ライン日本ガイシは20日、石川工場(石川県能美市)に増設した自動車排ガス浄化用触媒担体「ハニセラム」の最新鋭生産ラインの生産開始式を行い、同日から本格的に生産を開始すると発表した。

石川工場に増設した最新鋭生産ラインは、最先端の生産技術を投入した一貫生産ラインで、省スペース・省人・省エネルギーを狙い、高い生産性と低い環境負荷を実現。従来の設備に比べ、面積当たりの生産量が2倍となるほか、CO2排出量を30%(年間2700トン)削減できる。

最新鋭生産ラインの増設により、石川工場の年間生産能力は従来の800万個から1300万個に増強された。

日本ガイシ、石川工場にDPF向け触媒担体の新ライン

▲自動車排ガス浄化用触媒担体「ハニセラム」

同工場は本社工場(名古屋市)に次ぐ国内第2の生産拠点として2011年に操業を開始。新製品の量産立ち上げと新技術開発の一翼を担うほか、自然災害などの不測の事態が発生した場合に製品の安定供給を確保する上でも重要な役割を果たす。

同社は「石川工場に最新鋭生産ラインを増設することで、国内生産と雇用を維持するとともに、最先端の生産技術を海外の生産拠点に展開するマザープラントとしての機能をさらに高め、世界市場での競争力の確保を目指す」としている。

■最新鋭生産ラインを含む設備投資の概要
投資額:30億円
増築面積:4300平方メートル(倉庫・出荷エリア)
生産能力:500万個/年
工事開始:2014年5月
稼動開始:2015年7月
新規雇用数:30人

■石川工場の概要
所在地:石川県能美市能美1-1
敷地面積:10万9100平方メートル
延床面積:2万3200平方メートル
生産品目:ハニセラム、大型ハニセラム、コージェライト製ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)
総投資額:150億円
生産開始時期:2011年7月
生産能力:1300万個/年
従業員数:200人(最新鋭生産ライン新規雇用数を含む)