大和ハウス、茨木市でヤマト向け総合物流施設着工

拠点・施設大和ハウス工業は11日、大阪府茨木市のパナソニック茨木工場跡地で、ヤマトホールディングスの総合物流ターミナル「関西ゲートウェイ」に着工すると発表した。

▲完成予想図

同社はヤマトグループの「中部ゲートウェイ」など100か所の物流施設や配送センターを施工した実績があり、今回開発する関西ゲートウェイは、グループ12社が入居するヤマトグループ関西圏最大の総合物流ターミナルとなる。

ヤマトグループの物流戦略に合わせ、免震システムや非常用電源などのBCP対策、周辺緑地整備などの環境配慮を施し、ヤマトHDに定期建物賃貸借契約で賃貸する。

建設地は、1958年にパナソニック（当時は松下電器産業）の茨木工場としてカラーテレビの生産を開始した、同社の「テレビ事業発祥の地」で、01年から薄型テレビの主力工場として生産を行っていたが、14年3月に工場としての活動を終えた。大和ハウスは14年9月にこの土地を購入し、今月からヤマトHD向けの総合物流ターミナルを開発することになった。

■建物概要
所在地：大阪府茨木市松下町1番1
延床面積：9万486平方メートル（2万7372坪）
構造：鉄骨造・6階建て（倉庫4階、事務所5階）
事業主：大和ハウス工業
設計・施工者：フジタ
稼働開始：2017年11月1日