サービス・商品AIデータ(東京都港区)は10日、AIインフラ「AI孔明 on IDX」に、調達業務向け機能「AI SCM Loop」を搭載したと発表した。発注や仕入れ、在庫、販売、物流費などのデータをAI(人工知能)で突合し、調達判断が在庫や利益に与えた影響を分析する。欠品や過剰在庫の削減、在庫回転率の向上などにつなげ、サプライチェーン管理(SCM)の効率化を支援する。
AI SCM Loopは、企業内で個別に管理されている調達、発注、仕入れ、サプライヤー、納期、在庫、倉庫、入出庫、販売、需要予測、原価、物流費、粗利などのデータをIDX上で統合。調達時の判断と、その後の在庫や販売、利益への影響を関連付けて分析し、成功例や課題を継続的に学習する仕組み。
主要機能として、調達・在庫データの突合のほか、欠品・過剰在庫の要因分析、サプライヤー評価、需要変動を踏まえた発注量と発注時期の提案、滞留在庫や値引き、廃棄リスクなどを基にした在庫キャッシュ分析を備える。サプライヤーについては納期遵守率や品質、価格変動、物流コスト、粗利への寄与などを基に評価する。
物流面では、在庫の保管費や物流費を含めて収益への影響を分析できる点を打ち出す。需要変動やリードタイム、安全在庫、在庫回転率なども組み合わせることで、欠品による販売機会の損失と過剰在庫による物流・保管負担の双方を抑えることを狙う。
同社は、調達判断、在庫結果、利益への影響を一体的に分析し、その結果を次の発注や調達判断へ反映する継続的な仕組みとして展開する。AI孔明 on IDXは「デジタル化・AI導入補助金2026」の対象製品に採択されており、同社は補助金申請に関する相談にも対応する。
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