
(出所:ナスタ)
調査・データナスタ(東京都港区)は7日、2025年度の戸建て住宅向け宅配ボックス販売数が過去最高を記録したと発表した。主力のポスト一体型宅配ボックス「Nasta Box +POST」の販売数は前年度比5.6倍となった。2017年の発売以降、戸建て向け宅配ボックス全体の累計販売数は7万8000台に達した。累計には東京都の事業による置き配バッグ3000台の無償配布を含む。
宅配便の取扱個数が年間50億個を超えるなか、物流業界では再配達の削減が課題となっている。国土交通省によると、2026年4月時点の再配達率は前年から0.7ポイント低下し7.6%となった。一方、新しい住宅のうち宅配ボックスが設置されている割合は、分譲マンションが85.0%なのに対し、分譲戸建て住宅は52.8%、注文住宅は38.1%にとどまる。
政府が26年3月末に閣議決定した「総合物流施策大綱(2026年度-30年度)」では、宅配分野の数値目標を従来の「再配達率」から、宅配ボックスや置き配などを含む「多様な受取方法の利用率」に変更した。30年度までに同利用率を50%程度に引き上げる目標を掲げている。
ナスタは1994年からマンション向け宅配ボックスを販売し、2016年に戸建て向けの開発に着手した。24年8月に発売したNasta Box +POSTは、高さ7センチの投函口を設け、小型荷物であれば2個目以降も受け取れる仕組みを採用している。2025年度の販売数は、同社が2025年6月に公表した「昨年比5倍の出荷を見込む」との見通しを上回った。
導入しやすい価格帯の「Nasta Box LIGHT」も前年度比3倍に伸びた。5種類の施工方法を用意し、据置タイプはドライバー1本とレンガで簡易施工でき、リフォーム需要にも対応する。
ナスタは今後も宅配ボックスと多様な受取方法の普及を進め、再配達削減に取り組む。
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