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内航動向8月、貨物船の輸送量が前年水準回復

2011年9月16日 (金)

ロジスティクス日本内航海運組合総連合会(内航総連)がまとめた、8月末時点の内航海運の輸送動向調査結果(速報値)によると、2009年3-5月にかけて対前年比率で60%台まで落ち込んだ貨物船の輸送量が、前年水準近くに回復した。

 

輸送量は東日本大震災の発生前まで緩やかに改善し、09年10月以降はリーマンショック直前の80%台まで回復したが、震災の影響を受けて再び減少に転じていた。品目別にみると、鉄鋼が94%、原料が100%、雑貨が97%、自動車が90%、セメントが108%となった。

 

タンカーの輸送量は、08年8月から減少をはじめ、09年4月には前年比率で90%を割り込んだ。その後は減少に歯止めが掛かり、横ばい状態が続いている。輸送品目別では、黒油が105%、白油が103%、ケミカルが101%、特タン船が105%となり、タンカー合計でも3か月連続で前年を上回った。