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OCS、東京・辰巳に国際エクスプレス事業の集約拠点

2016年1月7日 (木)

拠点・施設ANAホールディングスは7日、同社グループで貨物事業を担うOCS(東京都港区)が国際エクスプレス事業の拡大を図るため、東京都江東区辰巳に「OCS東京ロジスティクスセンター」を建設すると発表した。施設名は仮称。

OCS、東京・辰巳に国際エクスプレス事業の集約拠点

港区芝浦の現本社と新木場オペレーションセンター(江東区新木場)の機能を集約し、2017年10月の稼働開始を目指す。

OCS、東京・辰巳に国際エクスプレス事業の集約拠点昨年のTPP大筋合意、ASEAN経済共同体の設立、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催などで「アジアの貨物量増加」や「物流ニーズ拡大」が見込まれることから、新拠点では羽田、成田空港の利便性を活用できる立地を活かし、分散していた物流機能を集約。沖縄貨物ハブを活用した国際エクスプレスのよりスピーディなサービスを実現する。

貨物自動仕分け機を導入して処理可能件数を現在の3倍に引き上げ、効率化、生産性向上によるサービスの充実を図る。

EC需要の取り込みとスピードが要求される生鮮食品の輸送、フォワーディング事業、流通加工など、新拠点を活用した新領域に挑戦し、アジアで存在感を高めていく。

■OCS東京ロジスティクスセンター(仮称)の概要
所在地:東京都江東区辰巳
敷地面積:6600平方メートル
延床面積:1万9000平方メートル
構造・階数:鉄骨造(基礎:RC造)・地上8階建て
着工:2016年5月
竣工:2017年8月
供用開始:2017年10月