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メディカル日立ソリューションズ（東京都品川区）と日立オートモティブシステムズ（東京千代田区）は27日、日立ソリューションズの車両動態管理分野と日立オートモティブシステムズの地図情報分野で連携を強化し、スマートデバイスから動態管理を行うことができる商用車向けの動態管理システムを、共同で開発したと発表した。
新システムは、日立オートモティブシステムズのスマートナビアプリ「NS-100A」（スマートデバイス向けナビアプリケーション）を利用し、日立ソリューションズが商用車向けの動態管理サービスとして「スマートe-trasus（スマート・イートラサス）」を10月3日から販売開始、12月1日からクラウドでの提供を開始する。
スマートe-trasusは、日立ソリューションズがこれまでに提供してきた動態管理サービスと日立オートモティブシステムズが10月3日から発売するスマートナビアプリ「NS-100A」を組み合わせ、クラウドで提供する新しい動態管理サービス。
顧客独自の地点情報（危険地帯、通行不可ルートなど）を登録し、車両を管理している顧客のセンターから通行可能な道路、危険回避道路などをリアルタイムでルート指示することで、業務用車両運行での走行ルートの最適化や安全性の向上を実現できる。
スマートデバイス内に地図情報を保持することでオフライン時にナビ機能が利用できるため、通信費抑制にもつながり、CRM（顧客情報管理システム）やSFA（営業支援システム）などのクラウドサービスとの連携も可能。
サービスはクラウドで提供されるため、初期導入コストを抑えることができ、短期間で利用を開始することができるのが特長。メニューを組み合わせることで、業種ごとに適したサービスを実現することができる。サービスとしては、動態管理、ルート配信、メッセージングなどの車両管理、地図情報更新、交通情報提供などがある。
対象となる業種は運送業・サービス業などで、今後は商用車を利用する医薬情報担当者向け、公共機関向けなどに拡大していく。2015年度までに端末売上分を含めて売上80億円、サービス提供車両数6万台を目指す。また、中国・アジア市場、北米市場向けにサービス提供地域を拡大する方針。
月額使用料は1台につき2625円（税込）で、ナビサービス1785円（税込）を含む。別途、通信費用、管理者用ライセンス利用料、センターサービス利用料、初期導入費用などが必要。
問い合わせ先
日立ソリューションズ
TEL：0120-571-488
日立オートモティブシステムズCIS事業部
事業企画本部（担当：大築氏）
TEL：03-5781-4782（直通）
