日立ソリューションズ、Web利用の位置検知・通報システムを発売

ロジスティクス日立ソリューションズ（東京都品川区）は26日、屋内や地下の無線LAN環境下でPCやスマートフォンのWebブラウザ上にヒト、モノの位置検知結果を簡単に表示することができるWebアプリケーションパッケージ「位置検知・通報システム」の販売を開始した。同システムは位置検知として活用できるだけでなく、通過検知システムと組み合わせ、入退室の自動認識・通知としても応用が可能。

GPSを搭載した機器は多く販売されており、その機能を用いた位置情報を検知するシステムも増えているが、電波が入らないところではGPSが位置検知することができないという問題があった。そこで、無線LANを用いることにより、屋内や地下などで詳細な位置情報を検知することを可能にしたもの。

日立製作所の位置検知エンジンを活用し、屋内や地下の無線LAN環境下で、Webブラウザ上にヒト、モノの位置検知結果を簡単に表示することができる。iPhone、Android端末、WindowsMobile端末などWebブラウザが閲覧できるスマートフォンがあれば、ヒト、モノの位置検知結果をスマートフォン上に表示することが可能。

これにより、PCを設置することが難しい場面でも、スマートフォンがあれば位置情報を把握できる。日立ソリューションズでは、建設現場での作業員の位置確認、物流倉庫での出荷物や運搬機器の把握、オフィス内を移動中の社員の位置把握などを想定している。

また、通過検知システムを利用すれば、ハンズフリーで入退室の認証を行うことができる。例えば、機密エリアや危険区域へ社員が侵入した場合に、すぐに管理者へ通知することが可能。瞬時に位置情報を把握することで、労務上の負荷軽減、業務効率の向上を実現する。

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