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インフュージョン、クラウド型の循環棚卸システム開始

2016年1月14日 (木)

サービス・商品インフュージョン、クラウド型の循環棚卸システム開始インフュージョン(横浜市港北区)は20日、通常作業を止めない「循環棚卸」に対応するクラウド型の棚卸システム「在庫スイートクラウド棚卸」の提供を開始する。

在庫スイートクラウド棚卸は、iPhoneなどのモバイル機器を活用し、遠隔地や複数拠点で素早く実地棚卸を行うことができる。多くの企業では、帳票への記入といったアナログな手法で実施する「一斉棚卸」が多く、在庫の動きを止めて行う必要があるため、長時間、通常作業が行えない状態となる。

特に、数万点の在庫を持つ工場や倉庫では、棚卸当日を休業日や出荷停止日とするケースも多く、サービスレベルや生産性の低下を招く要因となっていた。

循環棚卸は、少しずつ期間を空けずに行い、1回ごとの棚卸が短時間ですむため、通常業務を止めずに実施できるメリットがあるものの、対象商品の指定や入力チェックが必要となり、システム化が前提となることから、社内システムが対応していない、専用端末を調達するコスト負担が大きいといった理由で、多くの企業が実施できずにいる。

在庫スイートクラウド棚卸は一斉棚卸、循環棚卸のいずれにも対応するクラウド型の棚卸システムで、社内システムが循環棚卸に対応していない企業でも実施できるようになる。

入力端末は、業務用ハンディターミナルのほかにiPhoneにも対応し、専用端末の調達コストを抑える。今後はiPadなどへの対応機種の拡大を計画しており、3年間で100契約を目指す。

導入費用は初期設定時に15万円(税別)、月額費用が10ユーザー3万円、50ユーザー3万8000円、100ユーザー4万5000円。このほかにモバイルオプション費用などが必要になる。