環境・CSRブルーイノベーション(東京都文京区)は5日、令和8年熊本地震で実施したドローンによる災害支援活動の内容を発表した。日本UAS産業振興協議会(JUIDA)からの協力要請を受け、人が立ち入ることが困難な被災現場で状況確認や情報収集を行い、取得した映像を関係機関へ提供した。
同社は7月28日、陸上自衛隊西部方面隊から要請を受けたJUIDAの協力要請に基づき、社員4人で構成する災害支援チームを東京都文京区の本社から熊本県へ派遣した。翌29日には、現地でJUIDAや自衛隊などの関係機関と飛行計画、安全管理体制、情報共有方法を調整し、支援活動に向けた運用体制を整えた。

▲ドローン空撮によるイオンモール熊本のオルソ画像(出所:ブルーイノベーション)
30日には、爆発事故が発生したイオンモール熊本で、屋内点検用ドローン「ELIOS 3」を活用し、建物内部の状況確認を実施した。GNSSを利用できない屋内環境や粉じん、暗所でも飛行できる機体を用い、人が立ち入ることが困難な場所の映像を取得して自衛隊へ提供した。
また、「DJI Matrice 350」で被災エリア全体を空撮した。取得した映像は自衛隊に提供するとともに、自衛隊を通じて消防本部にも共有され、現場の状況把握に活用された。
31日には北熊本駐屯地で、陸上自衛隊第8偵察隊と意見交換を行った。熊本県内で台風13号による水害が発生した場合を想定し、ドローンの活用方法や情報共有、企業と関係機関の役割分担について認識を共有した。
同社は今回の活動を通じ、災害現場でのドローンの有効性と官民連携の重要性を再確認したとしている。今後もJUIDAや関係機関との連携を強化し、活動で得た知見をソリューションや運用体制の高度化に生かす。防災分野でのドローン・ロボットの社会実装を推進し、社会インフラのレジリエンス向上につなげる。
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