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Amazon、物流拠点集積進む尼崎に関西最大FC

2026年8月5日 (水)

拠点・施設Amazonは5日、兵庫県尼崎市に物流拠点「Amazon武庫川フルフィルメントセンター(FC)」を新設したと発表した。尼崎市内では2拠点目のFCで、延床面積は11万1000平方メートル、商品保管容量は117万立方フィート。関西で最大のFCとなる。

所在地は「GLP ALFALINK尼崎」北棟内に開設した。商品の入荷と出荷で、それぞれ1日最大50万個以上を取り扱う。

▲兵庫県尼崎市に新設した物流拠点「Amazon武庫川フルフィルメントセンター」(出所:Amazon)

尼崎市は兵庫県の東南端に位置し、大阪市や豊中市、西宮市、伊丹市と接する。大阪と神戸を結ぶ地域にあり、阪神高速5号湾岸線、阪神高速3号神戸線、名神高速道路のほか、国道2号、国道43号などの幹線道路が通る。大阪市内へのアクセスに加え、大阪港や伊丹空港、神戸港にも近く、物流施設の立地が進んできた。

市南部の臨海地域では、産業構造の変化に伴って生じた工場跡地を活用した大型物流施設の開発が続いている。

尼崎市内では、プロロジスやESR、ラサール不動産投資顧問などによる大型物流施設が稼働している。Amazonも2022年3月、日鉄興和不動産が開発した「LOGIFRONT尼崎II」に、当時西日本最大となる「Amazon尼崎フルフィルメントセンター」を開設しており、今回が市内2拠点目となる。

新拠点では、職場の安全・衛生管理者や商品の品質管理者、設備の保全管理者、商品のピッキング・梱包・出荷作業を担うポジションなど、さまざまな職種で働く機会を創出する。物流施設などでの職務経験がない人も含め、多様なバックグラウンドを持つ人を対象に、定期的なトレーニングやスキルアップの機会を提供する。

施設内にはカフェテリア、マザーズルーム、プレイヤーズルーム、バリアフリー対応のトイレを備える。屋上には太陽光発電設備を設置し、FCで使用する電力の一部を賄う。

JR尼崎駅、阪急西宮北口駅、JR三ノ宮駅などから専用シャトルバスを運行するほか、阪神尼崎センタープール前駅から徒歩10分の場所に位置する。尼崎市内には阪急、JR、阪神の鉄道路線が通り、大阪市との間を多くの通勤者が往来するなど、働く人を確保する上でも交通利便性を備える。

施設には、ロボットが商品棚を持ち上げて移動する「Amazon Robotics」を導入した。「Drive」と呼ばれるロボット3000台と、「Pod」と呼ばれる専用の商品棚3万台を備える。商品の棚入れや棚出しを効率化し、従来の固定された商品棚と比べて最大40%多くの在庫を保管できる。

このほか、紙袋自動梱包機を導入する。安全面や商品保護の観点から問題がないと確認された商品を段ボール箱ではなく紙袋で梱包し、梱包資材の削減や開封後の処理にかかる手間の軽減につなげる。

Amazonは兵庫県内で、25年単年に440億円以上、21年から25年までの5年間に1800億円以上を投資した。投資額にはFCやデリバリーステーションなどのインフラ整備を含む設備投資と、給与・報酬などの事業運営費が含まれる。投資額は米調査会社Keystoneによる試算。

同社は20年に尼崎市、23年に神戸市でデリバリーステーションを開設しており、今回のFC新設により兵庫県内の配送ネットワークを強化する。

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