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丸紅、LNG船8隻の所有権益を共同で購入

2011年10月13日 (木)

ロジスティクス丸紅は13日、ティーケイLNGパートナーズ社と共同で、デンマークのA.P.モラー・マースク社が保有するLNG船8隻の所有権益を、約14億ドルで購入することに合意したと発表した。

 

丸紅とティーケイLNG社は、子会社を通じてそれぞれ48%、52%を出資し、共同事業会社をデンマークに設立、所有権益を購入する。共同事業会社は、購入資金の一部を銀行団からの融資により調達する。

 

A.P.モラー・マースク社は、長期用船中の3隻、短期用船中の3隻の6隻を単独で保有するとともに、長期用船中の2隻の26%の権益を保有している。この8隻は2004年-2010年に、いずれも韓国の三星重工で建造された。

 

丸紅は昨年、BWガス・リミテッド社との協業により、LNG船の共同保有・運航事業分野への参画を果たしたが、エネルギー資源としてのLNG、輸送手段となるLNG船の重要性が今後も高まると判断した。

 

ティーケイLNG社は海運大手ティーケイコーポレーション社のLNG船事業会社で、丸紅では「今回の協業を足掛かりに、LNGなどのエネルギー輸送ビジネスで共同の取り組みを拡大していく」としている。