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丸紅、LNG船の保有・運航事業に参入

2010年10月14日 (木)

ロジスティクス丸紅は14日、BWガス・リミテッド社(BWG社)との間で、BWG社の特別目的子会社(SPC)5社が所有するLNG船8隻の所有権の49%を、約7億ドルで取得することで合意した、と発表した。丸紅がLNG船保有事業に参画するのは初めて。

 

丸紅とBWGはそれぞれ49%、51%を出資して共同事業会社をバミューダに設立し、共同事業会社がSPC5社を所有、SPC5社の購入資金の一部をプロジェクトファイナンスで調達する。

 

対象船8隻は2004-08年に韓国の大宇重工で建造され、いずれもナイジェリアLNGリミテッド社向けに最長22.5年間にわたり用船中で、長期LNG販売契約に基づく輸送に従事している。

 

丸紅はこの協業を足掛かりに、LNGなどのエネルギー輸送ビジネスでBWG社との共同取組みを拡大する。また、LNG輸送だけでなく浮体式LNG生産・貯蔵・積出設備、浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備などの関連分野でも事業を拡大していく方針。