ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本梱包運輸倉庫、仕事と子育て両立支援へ行動計画

2016年3月25日 (金)

ロジスティクス日本梱包運輸倉庫は24日、従業員が仕事と子育てを両立できる雇用環境を整備するための行動計画を策定した。4月1日から2018年3月末まで2年間にわたって取り組む内容を数値目標とともにまとめた。

同社の階層別女性比率は、主任クラスが1.1%(180人中2人)、係長クラス1.6%(125人中2人)、管理職クラス1%(198人中2人)――と低い。

そこで行動計画では、(1)現在ある関連制度の周知(2)18年3月までの全従業員の所定外労働時間を14年度(1人あたりの平均28時間)比で10%以上短縮(3)女性総合職の採用比率30%以上(4)管理職に占める女性比率を3%以上――とする4つの目標を掲げる。

所定外労働時間の短縮に向けた取り組みでは、毎月1回、勤労部から所属長あてに超過勤務実績を送り、部署ごとに月間テーマに基づく超過勤務削減対策を実施するとともに、勤労部、人事部、事業部と「労働時間等設定改善委員会」が事業所に対して個別改善指導を行う。

採用や管理職に占める女性比率を高める取り組みとしては、採用時の男女比率を男性3に対し女性1以上を目安とした活動を行いつつ、同社の魅力を広く伝える企業広報活動を継続し、応募者の確保に努める。

また、育児など社員が抱える々な事情を考慮し、女性リーダー育成に向けたキャリアアップ研修プログラムを検討。女性従業員のキャリア意識・研修ニーズ把握のためのアンケートを実施し、海外研修(トレーニー制度)に若手女性社員の派遣を継続、キャリア形成を図る。17年4月以降は、アンケート結果を踏まえてキャリアアップ研修を企画・実施する。