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15年の大阪港、総取扱量7.5%減、外・内貿ともに低調

2016年4月5日 (火)

調査・データ大阪市は5日、大阪港の2015年通年の港湾港勢(速報)を公表した。総取扱貨物量は7997万トン(前年比7.5%減)で、このうち外貿貨物は3466万トン(5.5%減)、内貿貨物は4531万トン(9%減)となった。

入港隻数は2万2613隻(3.8%減)、総トン数は1億374万総トン(2.1%減)で、このうち外航フルコンテナ船は3374隻(3%減)、内航フェリー船は1881隻(12%減)。

外貿貨物のうち、輸出は969万トン(4.8%増)で3年連続の増加。品種別では、完成自動車(17.4%減)や非鉄金属(14.1%減)が減少したものの、韓国、・アメリカ向けが増えた鋼材が8.9%増、中国向けが増えた「その他」製造工業品が91.4%増、中国・香港向けが増加した染料・塗料・合成樹脂・「その他」化学工業品が9.7%のプラスとなった。

輸入は2496万トン(9%減)で4年連続減少。品種別では、製造食品(1.6%増)が増加したが、中国・香港が減少した電気機械(17.8%減)、韓国・中国が減少した産業機械(14.2%減)、中国・香港が減少した衣服・見廻品・はきもの(8.4%)がマイナスだった。

このうち外貿コンテナ貨物は輸出が778万トン(3.4%増)、輸入が2241万トン(9.5%減)で、合わせて3019万トン(6.5%減)だった。コンテナ個数は、輸出が89万7000TEU(9.2%減)、輸入が107万3000TEU(9.5%減)で合わせて197万TEU(9.4%減)となった。

内貿貨物は移出が2004万トン(9.6%減)、移入が2527万トン(8.5%減)。フェリー貨物は2923万トン(13.5%減)だった。