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大阪港、14年10月の総取扱量は2か月ぶりに減少

2015年1月26日 (月)

調査・データ大阪市が26日に発表した昨年10月の港湾統計(速報値)によると、同月の総取扱貨物量は709万トン(前年同期比4%減)となった。このうち外貿貨物は311万トン(3.7%減)、内貿貨物も398万トン(4.2%減)となり、ともに2か月ぶりに減少した。

外貿貨物のうち、輸出は84万トン(10.6%増)で、電気機械(8.4%減)が減少したものの、中国の取扱いが大幅に増加した非鉄金属(60%増)、中国、ベトナムの取り扱いが増加した再利用資材(9.7%増)、中国、ロシアの取扱いが増加した完成自動車(23.3%増)などで、2か月連続の増加となった。

輸入は、228万トン(8%減)で、鋼材(11.8%増)や産業機械(4.4%増)は増加したものの、中国の取り扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(13.9%減)や中国や香港で取扱量が減少した電気機械(16.1%減)、カナダ、台湾、中国の取扱量が減少した製材(19.9%減)がそれぞれ減少した

外貿コンテナ貨物は、輸出が67万トン(6%増)と19か月連続の増加、輸入が209万トン(8.5%減)と2か月ぶりの減少となり、月間取扱量は276万トン(5.4%減)だった。コンテナ個数は輸出が8万7000TEU(4.7%減)、輸入が10万1000TEU(0.7%減)で月間取扱個数は18万8000TEU(6.9%減)となり、2か月ぶりの減少となった。

内貿貨物は移出が178万トン(4.6%減)、移入が220万トン(4%減)でともに2か月ぶりの減少となった。入港隻数は1975隻(0.3%増)、総トン数は904万総トン(3.3%減)となり、このうち外航フルコンテナ船は277隻(12.9%減)、内航フェリー船は151隻(18.4%減)だった。

フェリー貨物は255万トン(10.3%減)で2か月ぶりの減少となり、乗降人員は6万人(11.7%減)となった。