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大阪港、3月の総取扱貨物量が14.2%減少

2015年6月30日 (火)

調査・データ大阪市が30日に発表した3月の港湾統計(速報値)によると、同月の総取扱貨物量は683万トン(前年同期比14.2%減)となった。このうち外貿貨物 は288万トン(11.5%減)で2か月ぶりの減少、内貿貨物は395万トン(16.1%減)となり、6か月連続の減少となった。

内貿貨物は、移出が177万トン(16.1%減)、移入が217万トン(16%減)でともに6か月連続の減少となった。

外貿貨物のうち輸出が90万トン(11.7%増)で、完成自動車(11.8%減)や非鉄金属(13.1%減)は減少したものの、アメリカ、台湾、韓国の取扱いが増加した鋼材(26.4%増)や中国(香港)、中国の取扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(21.6%増)、韓国、台湾、中国の取扱いが増加した金属くず(47.4%増)などが伸び7か月連続の増加となった。

輸入は198万トン(19.1%減)で、石炭(4.1%増)は増加したものの、中国、中国(香港)の取扱いが減少した電気機械(31.2%減)や中国の取扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(25.8%減)、中国の取扱いが減少した家具装備品(29.2%減)などが減り2か月ぶりの減少となった。

外貿コンテナ貨物は、輸出が72万トン(8.1%増)と2か月ぶりの増加、輸入が176万トン (19.3%減)と2か月ぶりの減少となり、月間取扱量は248万トン(12.9%減)だった。コンテナ個数は輸出が7万4000TEU(10.3%減)、 輸入が8万5000TEU(19.2%減)で月間取扱個数は15万8000TEU(15.3%減)で、2か月ぶりに減少した。

全体の入港隻数は1987隻 (2.6%減)、総トン数は847万総トン(4.9%減)で、このうち外航フルコンテナ船が281隻(6.6%減)、内航フェリー船が161隻 (16.6%減)となった。フェリー貨物は250万トン(24.5%減)で6か月連続で減少し、乗降人員は9万人(16.4%)減少した。