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富士通、電波の混雑状況可視化しIoT機器設置期間を短縮

2016年5月25日 (水)

サービス・商品富士通研究所は25日、無線LAN、ブルートゥースなど無線通信を使うIoT機器を現場に設置するために必要な期間を短縮し、安定した稼働を実現するフィールドエンジニアリング技術を開発した、と発表した。2016年度上期中に富士通のコンサルティングサービスとして提供していく。

IoT機器を設置する現場のレイアウトと、行き来する人の状況を自動で取り込んで電波シミュレーションを行い、無線機器の設置位置を自動決定する技術と、IoT機器の設置現場で使われている電波を自動分析し、混雑の状況を可視化する技術を開発した。

富士通、電波の混雑状況可視化しIoT機器設置期間を短縮

これらの技術により、従来の3分の1程度の期間で無線機器を設置できるようになったという。

IoT機器を導入する現場では、人やモノの移動で電波環境が大きく変動したり、広く普及しているスマートフォンが発する電波との干渉が発生するため、無線通信が不安定になる場合があり、改善に取り組む場合でも専門家による現地調整に手間がかかり、導入・運用時の課題になっていた。