拠点・施設プロロジス(東京都千代田区)は2日、ヤマト運輸から取得した東京都江東区東雲の物流施設を、賃貸用の都市型物流施設「プロロジスアーバン東京東雲1」として提供すると発表した。東京駅5キロ圏内に立地する既存施設を改修し、2028年春から複数企業が利用できるマルチテナント型物流施設として運営する計画だ。
同施設は、ヤマト運輸が自社物流拠点として使っていた物件で、プロロジスが25年3月に取得した。取得後はヤマト運輸へリースバックしていたが、契約期間満了に伴い、27年4月からリノベーション工事を始める。敷地面積は3548平方メートル、延床面積は9262平方メートル。建物は地上5階建ての鉄骨鉄筋コンクリート造。

▲「プロロジスアーバン東京東雲1」リノベーション後の完成イメージ(出所:プロロジス)
立地は東京駅まで車で20分、首都高速道路・東雲ジャンクションまで4分。都心部商業エリアへの即日配送や、豊洲・有明など湾岸エリアを含む都内各地へのラストワンマイル配送に対応しやすい。緊急性の高い医療機器の配送拠点や、EC(電子商取引)フルフィルメント拠点としての利用も想定する。りんかい線・東雲駅から徒歩6分、東京メトロ有楽町線・辰巳駅から徒歩14分で、通勤面でも一定の利便性がある。
施設は低床仕様で、床荷重は1階が1平方メートルあたり1.5トン、2階以上が同1.0トン。4トントラックが利用できるカーリフト兼荷物用エレベーターを2基備え、車両による各階アクセスと荷さばきに対応する。改修に合わせ、屋上と1階外構の駐車スペースの一部を再整備し、数十台規模の駐車場も設ける計画だ。倉庫部分を含む全館空調や各階のオフィススペースも整える。
都心近接の物流用地は取得が難しく、大規模開発の余地も限られる。既存施設を改修してマルチテナント化する今回の計画は、都心配送需要の高まりに対応する動きとなる。
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