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三菱UFJ信託銀、書類管理にサトーの自動認識コード導入

2016年8月26日 (金)

サービス・商品サトー、必要書類を色ですばやく判別する自動認識コードサトーは25日、必要な書類をすばやく見つけることができる、自動認識コード「カラービット」を三菱UFJ信託銀行がローン書類管理システムとして導入したと発表した。

三菱UFJ信託銀行がシステムを導入したのは、借入申込書や本人確認資料など多くのローン書類を扱うMUTBのリテール融資業務部。膨大な書類一つひとつの所在を正確に効率よく管理することが導入の狙いだった。

これまで月1回の棚卸は、台帳と書類の照合やデータ入力を手作業で行っていたが、導入後は、カメラで読むだけで書類の全数確認ができるため、213時間かかっていた作業が16時間に短縮した。作業時間短縮により少人数で行なえるようになり、リスク管理の面でも好評だったという。

カラービットは、赤、青、緑の3色を使ってデータを表す自動認識技術で、カメラで撮影したデータを専用のソフトウェアで解析し、データ化する。

これにより利用者は、書類の背表紙にカラービットコードを付け、カメラで読むだけで大量の書類を一括で認識でき、探したい書類がある時は、コードを専用ソフトへ入力するとソフトの画面上で該当する書類のカラービットコードが赤く光るため、必要な書類をすばやく見つけることができる。

書類を一点づつ読み取らなければならないバーコードに比べて作業工数が少なくなるほか、カラービットコードは汎用のカラープリンタで出力し、一般的なカメラで読み取ることができるため、RFIDに比べコストを抑えた運用が可能になるという。