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ユーコープ、直前キャンセル食品を生活困窮者へ寄付

2016年9月20日 (火)

話題ユーコープ、直前キャンセル食品を生活困窮者へ寄付00生活協同組合ユーコープ(横浜市中区)は、フードバンク活動として配達直前にキャンセルとなった食品を寄付する取り組みを開始する。

山梨県と静岡県の2か所の宅配拠点「おうちCO-OP宅配センター」で、配達直前にキャンセルが出た商品が対象。ユーコープの宅配事業「おうちCO-OP」は、前週に組合員が注文した商品を翌週の同曜日に配達しているが、組合員が配達直前に注文をキャンセルするケースがあり、これまでは廃棄処分の対象となっていた。

今回の取り組みにより、常温の食品を食料支援という形で活用する。寄付する食品はキャンセル品のうち中身に問題がなく、賞味期間が1か月以上残っている常温品。

山梨県内では、甲斐市社会福祉協議会からの要請に対応する形で「おうちCO-OP若草宅配センター」(山梨県南アルプス市)でキャンセル品を同協議会の「パーソナルセンター」へ隔週金曜日に寄贈する。配布先は甲斐市在住のDV被害、病気や怪我による離職者、母子家庭などの生活困窮者へ配布する。

静岡県では2014年9月から、物流センター(神奈川県座間市)で発生するパッケージ破損品や余剰品など、中身に問題がない常温食品を、「おうちCO-OP静岡宅配センター」経由でNPO法人「フードバンクふじのくに」(静岡市)へ提供しており、スタートから2年間で提供した量は1万6530点(400万円相当)となった。

静岡宅配センターでは、9月23日から若草センターと同様に、組合員による注文キャンセル品の提供を開始。フードバンクふじのくにからさまざまな支援団体を通じ、生活困窮者に提供される。