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15年度の関東輸送動向、トラック宅配貨物が9.1%増加

2016年10月12日 (水)

調査・データ関東運輸局がこのほど発表した2015年度の管内輸送動向によると、前年同期に比べて5%以上輸送量・取扱量が増加したのはJR貨物のコンテナ(5.1%増)、トラックの宅配貨物(9.1%増)、海運の湾内フェリー(7.3%増)、羽田空港国際線(12%増)となった。

一方、減少はトラックターミナル(5.7%減)、海運の長距離フェリー(11%減)、横浜港の移出入(31.2%減)、成田空港国際線の輸出(9.5%減)と輸入(6%減)だった。

JR貨物の管内発の荷動きは、車扱貨物が1.5%減、コンテナ貨物は5.1%増加。トラックは特別積合せ貨物(2.4%減)、一般トラック貨物(3.3ポイント減)、トラックターミナル(5.7%減)が減少、宅配貨物(9.1%増)が増加した。海運では、長距離フェリーが11%減、湾内フェリー7.3%増、内航貨物船は1.2%増。

港運は、輸出入貨物が横浜港で4.5%減、 東京港1.5%増、千葉港3.2%減となり、移出入貨物は横浜港31.2%減、東京港4.8%減、千葉港3.5%減となった。関東運輸局は「横浜港の移出入が大幅に減少した要因は、自動車の移出入の取扱港を横浜港から千葉港へ変更したことによる」としている。

航空は成田空港での輸出入貨物が輸出(9.5%減)、輸入(6%減)。羽田空港の発着貨物は国内線0.6%減、国際線12%増加だった。

普通倉庫は月間入庫高が1.3%減、月末保管残高が0.3%増となった。冷蔵倉庫は、月間入庫高が1.2%増、月末保管残高が3.2%増加した。