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主要コンテナ航路動向、日中往航が6か月ぶり増加

2016年10月20日 (木)

調査・データ日本海事センターが19日に発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量は北米航路で往航が減少し復航が増加、欧州航路も往航が減少し復航が増加、日中航路では往復航ともに増加し、アジア域内航路も増加した。

北米航路は往航(9月)が134万5756TEUで4%減と4か月ぶりの減少、1-9月累計では2.1%増となった。9月の運賃(塩田-ニューヨーク間)は9.7%減の1TEUあたり1760ドル。

復航(7月)は56万9822TEUで2か月連続増加となる4.1%増、1-7月累計では2.9%増。運賃(ニューヨーク-塩田間)は2月以降、750ドルで推移していたが、7月は700ドルまで下落した。

欧州航路 (8月)は往航が133万6898TEUで0.2%減で3か月ぶりの減少。運賃(塩田-フェリックストウ間)は3月を底に上昇基調を維持。8月は4.6%下降して1040ドルとなった。復航は57万9068TEU(4%増)で4か月ぶりの増加。運賃(フェリックストウ-塩田間)は2月以降下落基調に転じている。

日中往航(8月)は87万6550トンで2.4%増で6か月ぶりの増加。金額ベースでは7.8%減の5156億円で6か月連続の減少。横浜-上海間の運賃は340ドルで推移していたが、5月を底に上昇しており8月は410ドル。復航は176万1473トンで6%増加し、3か月ぶりの増加となった。金額ベースでは13.6%減と5か月連続で減少し1兆6億円。上海-横浜間の運賃は600ドルだった。

アジア域内航路(7月、日中韓台香+ASEAN)は114万9172TEUで2.3%増、2か月連続の増加。アジア域内コンテナ運賃指数は2016年に入り多くの航路で横ばいが続いている。