ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

主要コンテナ航路動向、欧州復航15か月ぶりマイナス

2017年8月22日 (火)

調査・データ日本海事センターが22日発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量は北米航路の往航、欧州航路の往航、日中航路の往航・復航、アジア域内航路が増加し、北米復航、欧州復航、が減少した。

北米航路は、往航(7月)が145万4552TEUで前年同月に比べて8%増え、2か月ぶりのプラスとなった。7月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は2.1%増加となる1TEUあたり1990ドルで10か月連続のプラスだった。

復航(5月)は51万7169TEUで0.1%減となり、2か月連続マイナスで推移した。7月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は5.7%増加の1TEUあたり740ドルで2か月ぶりのプラス。

欧州航路(6月)は往航が140万4278TEUで6.7%増となり4か月連続のプラスだった。7月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は19.3%増加の1TEUあたり1300ドルで15か月連続のプラス。復航は63万1907TEUで2.7%減となり15か月ぶりのマイナスとなった。7月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は95.1%増となる1TEUあたり1190ドルで8か月連続のプラスだった。

日中航路(6月)は、往航が重量ベースで103万6308トン(6.5%増)で2か月ぶりプラス、金額ベースでは7178億円(24.4%増)で8か月連続のプラスとなった。7月の運賃(横浜-上海間)は12.2%減となる1TEUあたり360ドルで2か月連続のマイナス。復航は重量ベースで196万5187トン(8.3%増)、金額ベースでは7.6%増加の1兆574億円で2か月連続のプラスだった。7月の運賃は3.4%増となる1TEUあたり610ドルで6か月連続のプラス。

アジア域内航路(6月、日中韓台香+ASEAN)は112万4856TEUで2.1%増で3か月連続のプラス。7月のアジア域内コンテナ運賃指数は2.8%増の1TEUあたり768ドルで5か月連続のプラスだった。