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主要コンテナ航路動向、北米復航11か月連続マイナス

2017年7月18日 (火)

調査・データ日本海事センターがこのほど発表した主要定期航路のコンテナ貨物荷動き動向によると、貨物量は北米航路の往航、欧州航路の往航・復航、日中航路の復航が増加し、北米復航、日中往航、アジア域内航路が減少した。

北米航路は、往航(5月)が144万9900TEUで前年同月に比べ11.2%増え、3か月連続のプラス。6月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は19%増、1TEUあたり1940ドルで9か月連続のプラス。

復航(4月)は51万7169TEUで9.4%減となり、11か月ぶりのマイナス。6月の運賃(ニューヨーク-塩田間)は1.4%減の1TEUあたり730ドルで3か月ぶりのマイナス。

欧州航路(5月)は往航が143万845TEUで7.5%増で3か月連続のプラス。6月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は40.4%増の1TEUあたり1250ドルで14か月連続のプラスだった。復航は63万9883TEUで0.7%増となり5か月連続プラス。6月の運賃(塩田-英フェリックストウ間)は12.3%増となる1TEUあたり1160ドルで5か月連続のプラスだった。

日中航路(5月)は、往航が重量ベースで94万3433トン(微減)で7か月ぶりマイナス、金額ベースでは6109億円(23.6%増)で7か月連続のプラスとなった。6月の運賃(横浜-上海間)は7.5%減の1TEUあたり370ドルで13か月ぶりのマイナスとなった。

復航は重量ベースで195万1650トン(7.7%増)、金額ベースでは8.9%増の1兆687億円で2か月ぶりのプラス。6月の運賃は12.2%増となる1TEUあたり650ドルで5か月連続のプラス。

アジア域内航路(5月、日中韓台香+ASEAN)は107万341TEUで1.4%減で2か月ぶりのマイナス。6月のアジア域内コンテナ運賃指数は6.6%増の1TEUあたり778ドルで4か月連続のプラスだった。