ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

東京税関調べ

チリ産が初めて仏産抜き首位、ボトルワイン輸入

2016年10月31日 (月)
国別輸入量推移
空白

話題東京税関のまとめによると、2015年のボトルワインの輸入量に占めるチリ産の割合が初めてフランス産を超えたことがわかった。

全体の輸入量は18万5615キロリットルでほぼ前年並みで表面的には目立った動きが見られないが、原産国の内訳の推移を見ると、チリ産は12年にイタリアを抜いて2位となり、その後も突出した伸びを見せて15年に輸入量5万1592キロリットル(構成比27.80%)を記録し、5万1520キロリットルのフランスを初めて抜いた。

ただし、金額ベースではフランス産が496億5612万円で全体の43.5%を占める圧倒的な「強さ」を保っており、チリ産は2位の185億4922万円で、全体に占める割合も16.2%とフランス産に大きく及ばない。

フランス産の輸入ワインに占める高級品の割合が高いことに加え、同国産だけの現象である「ボジョレー・ヌーヴォー」の輸入が毎年11月にあり、解禁日に間に合わせるためにその輸送手段として航空便が用いられることなどが背景にある。(上のグラフの出典は東京税関)