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2020年コピー商品差止は19万点超、東京税関調べ

2021年3月8日 (月)

行政・団体東京税関がこのほど発表した2020年の知的財産侵害物品の輸入差止状況によると、差止件数は5032件(前年比6.8%減)、差止点数は19万495点(13.7%減)だった。1日平均で14件・522点を差し止めたことになる。

最大の仕出国は今年も中国で、差止件数は4240件(6.4%減)、全体に占める割合は84.3%だった。差止点数は11万398点(1.0%減)で、割合は58.0%。中国は件数・点数ともに2007年以降ワースト1位を継続している。

形態別では、郵便物の差止件数が4269件(8.1%減)で、全体に占める割合は84.8%となった。輸送費用の安さや手続きの簡便さなどから、引き続き利用度が高いという。

なお、東京税関によれば昨年は人気アニメ『鬼滅の刃』関連のコピー商品の差止が多く、商品はキーホルダー、スマートフォンケース、シール、ポーチなど多岐に渡った。そのほか自動車部品や化粧品、電源アダプタ、医薬品など、健康や安全を脅かす危険性のある物品の差止めも散見されたという。