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ヤマトの客貨混載が環境大臣賞受賞、エコプロダクツ大賞

2016年12月8日 (木)
▲(写真左から)ヤマト運輸の臼井祐一常務執行役員、比嘉 奈津実環境大臣政務官、ヤマト運輸の万城靖憲CSR推進部長

▲(写真左から)ヤマト運輸の臼井祐一常務執行役員、比嘉 奈津実環境大臣政務官、ヤマト運輸の万城靖憲CSR推進部長

認証・表彰ヤマト運輸は8日、路線バスを活用した宅急便輸送「客貨混載」が第13回エコプロダクツ大賞「環境大臣賞」を受賞したと発表した。

受賞対象となった客貨混載は、2015年6月からバス事業者と連携して路線バスに一定量の宅急便を積載できるよう、座席の一部を荷台スペースとするなどし、トラックで運行していた区間の一部を路線バスに切り替えて輸送する取り組み。

環境大臣賞の受賞理由となった環境負荷の低減効果だけでなく、バス路線網の維持や中山間地域の生活基盤の維持・向上、宅配サービスレベルの向上を目指したものだ。

バス会社にとっては新たな収入源の確保できるメリットがあり、過疎化や高齢化が進む中山間地域の自治体にとっては生活交通路線の安定化による地域住民の生活基盤の維持・向上、ヤマト運輸ではセールスドライバーが地域に滞在する時間が増え、より地域に密着したサービスを行うことができるなど、幅広い効果を生み出した。

ヤマトの客貨混載が環境大臣賞受賞、エコプロダクツ大賞同社はまず岩手県で客貨混載をスタートし、宮崎県、北海道、熊本県へと拡大。今後は「プロジェクトG」と名付けた取り組みで客貨混載に限定せず、地域の課題解決と活性化に寄与していく方針。