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日通総研、「ろじたん」に位置情報機能を追加

2016年12月13日 (火)
日通総研、「ろじたん」に位置情報機能を追加3
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サービス・商品日通総合研究所は13日、同社が開発した倉庫作業分析ツール「ろじたん」に新オプション機能「ビーコン位置情報」を追加したと発表した。作業中の滞留時間を「見える化」することでボトルネックを発見しやすくする。

「ろじたん」は、スマートフォンを使って倉庫内作業時間の計測や集計・分析ができるツールで、新たにビーコンを使って作業スタッフの位置情報を取得できる新オプションサービスの提供を12月26日から開始する。

ビーコン位置情報は、時間計測アプリで作業時間の計測を行う対象エリアで、目的の場所にビーコンを設置するだけで、作業中のスタッフの位置情報を取得し、滞留状況を定量的に把握することができる。

日通総研、「ろじたん」に位置情報機能を追加2

時間計測アプリを起動すると、シリアルIDが付与されたビーコンから発信される信号を、アプリが自動的に1分間隔でキャッチし、計測に伴う作業は不要。位置情報は作業時間計測データと合わせ、ろじたんウェブ上からダウンロードができる。

取得したデータを分析ツールに取り込むと、作業時間と位置情報を絡めたグラフを自動で生成。日別・時間帯別・荷主別・作業別・スタッフ別と「あらゆる切り口での位置情報分析が可能」(日通総研)となっている。

また、分析ツールには倉庫レイアウト画像を取り込む機能があり、作業中のスタッフ滞留状況がレイアウトMAP上に表示される仕様となっている。ひと目でわかるよう、数値の大きさを円の大小で表示し、視覚的な分析をサポート。レイアウトMAPには出荷口設定機能を備え、出荷口から滞留位置までの距離と滞留回数から、その倉庫のレイアウト評価を数字で表示する。

日通総研、「ろじたん」に位置情報機能を追加

ビーコン位置情報で取得したデータを日々管理することで、通常と異なるスタッフの動きの確認や、生産性の良い日・悪い日それぞれのスタッフの動きを比較・検証することができ、作業のボトルネックを発見するためのヒントとなる。

また、定量的に状況把握ができるため、レイアウト変更などの具体的な改善対策を講じやすく、改善効果も定量的に測ることが可能。

設置するビーコンはレンタルでも提供しており、2個セットで1セット100円。計測したい場所にビーコンを設置すれば、あとは時間計測アプリを使用しながら通常作業を行うだけで利用を開始できる。

(画像:日通総合研究所)