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日立物流、物流企業から「ソリューションプロバイダ」へ

2017年1月4日 (水)

ロジスティクス
日立物流の中谷康夫社長による年頭所感の要旨は次の通り。

中谷社長の年頭所感(要旨)

2017年となり、今年度からスタートした中期経営計画の初年度最終四半期を迎えている。

年初にあたり、当社グループを取り巻く環境について触れたいと思う。外部環境はますます混迷を深めており、特に昨年は、英国のEU離脱や米国大統領選挙の結果など、従来想像し得なかったこと「想定外・まさか」の連続だった。現在の「グローバル化」「デジタル化」「ソーシャル化」という「3つの大変革のうねり」のなかで、事業環境・競争環境の「変化」への対応を模索している業界・企業も多く存在する。

ただし、変化は突発的に生じるのではなく、必ずその前に何らかの予兆がある。当社グループは、プロジェクトマネージメントの強化やスマートロジスティクスの具現化・実装加速などの取り組みを通じ、細部・顕在化にこだわり、現実を直視することによって、変化の予兆をとらえつつスピーディに対応することで、将来に向けて持続的な成長を成し遂げたいと思う。

現在の当社グループは、「設立」「上場」「3PLの参入」「M&A戦略」に続く、「第5の創業期」を迎えている。世の中の「大変革のうねり」は多様性の進行とも相まって一層高まっているが、当社グループは、これに対してもプロアクティブに取り組んでいく。

これは、当社グループが、日立グループの「ソーシャルイノベーションビジネスパートナー」という立場で、ロジスティクスとデリバリーを融合したシームレスなサービスをサプライチェーンマネジメント全体に提供することにより、「物流企業」から「ソリューションプロバイダ」へと転換することを意味する。

そのためにも、スマートロジスティクスへの取り組み(未来志向のテクノロジー導入)や、SGホールディングスを主体とするさまざまなパートナーとの協創・オープンイノベーションを加速し、新たな価値を創出するとともに、予測不能な未来にも、顧客・社会の課題に対し持続的に貢献し続け、自らも成長していくことを目指す。