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パナ、成田空港で自律搬送ロボットの実証実験

2017年1月12日 (木)
パナ、成田空港で自律搬送ロボットの実証実験
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調査・データパナソニックは12日、ANAクラウンプラザホテル成田と成田空港で14日から自律搬送ロボット「HOSPI」(ホスピ)の実証実験を行う、と発表した。

HOSPIは、人の代わりに搬送作業を行うロボットとしてあらかじめ記憶させた地図情報に基づき、高性能センサーと高度な障害物回避アルゴリズムにより、移動環境を認識しながら走行する。歩行者や障害物に接触することなく効率的に物を搬送する。

従来の搬送設備のように壁や天井への機器埋め込みや通路へのガイドテープの施工が不要なため、低コストで搬送の目的地や施設のレイアウトを容易に行うことが可能。すでに国内外4か所の病院で薬剤や検体の搬送などに利用されているという。

今回は、空港内のラウンジで食事後の下げ膳や、ホテルロビーでドリンクサービスの実証実験を行う。この実験を通じ、HOSPIの搬送サービス拡大に向けた実用性を検証し、今後の商品化に向けた開発を加速させる考え。

ドリンクサービス実証実験では、HOSPIがロビーを巡回し、顧客へペットボトルのドリンクを配布するほか、バスの発車案内も行う。23日から27日までは下げ膳の実証実験として空港内「ナリタトラベラウンジ」で、顧客の食事後の食器をカウンターまで搬送する。

12日時点では、成田国際空港、ANAクラウンプラザホテル成田でHOSPIの導入予定はない。