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日清製粉、米国の製粉会社を買収

2012年2月27日 (月)

フード日清製粉グループ本社は27日、子会社の日清製粉が米国の製粉会社「ミラー・ミリング社」の全持分を取得と発表した。同日、持分譲渡契約を締結した。買収により、先進国最大の製粉市場である米国に進出する。

 

ミラー・ミリング社は米国東部、西部の消費地に近い地域に2工場を保有する全米9位の製粉会社で、パスタ、ベーカリー製品、トルティーヤ用途向けの小麦粉を主体に事業を展開している。

 

日清製粉グループ本社は、ミラー・ミリング社の既存の事業基盤に加え、同社グループの製粉事業の強みを生かし、事業拡大を図る。同社グループは既に北米で、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のロジャーズ・フーズ社(小麦粉、プレミックスの製造・販売)などを展開しているが、今回の買収を通じ、新たに米国で製粉事業を展開することで「北米での事業拡大を加速することができる」としている。

 

株式は、同社グループが新たに米国に設立する現地法人がミラー・ミリング社の全持分を取得する方式で行う。現地法人への出資割合は同社20%、日清製粉80%とし、取得価額は1億2200万米ドル(約98億円)となる見込み。