ミサワホーム、玄関一体型の宅配ボックス開発

ロジスティクスミサワホームは13日、住宅の室内側から宅配物を回収できる「玄関一体型宅配ボックス」を開発したと発表した。

今回開発した玄関一体型宅配ボックスは、室内側から宅配ボックス内の宅配物を回収する仕組みを採用。このため、「子どもだけで留守番をしている」「料理中で手が離せない」といった理由で、在宅していても荷物を受け取れない場合にも、宅配物を回収できる特長を持つ。玄関の袖部分を活用した省スペース設計にし、住宅の外部に設置することが難しい狭小地にも対応可能とした。

使用する宅配ボックスは、スリムタイプでありながら350ミリリットルの缶ビール1ケース（24本入り）が荷受可能なサイズで、自動押印機能も搭載。配達者の事務作業負担も軽減する。宅配物は室内側に保管されるため、住宅外部に設置する宅配ボックスに比べて良好な保管状態を維持でき、「いたずら」などの被害も受けにくいため長期不在時にも対応可能。

内外に設置する専用断熱パネルで宅配ボックスの断熱性を高めたほか、玄関ドアに合わせたオリジナルカラーの採用や、室内側の造作収納との組み合わせによる玄関収納やシューズクロークの「プラスアルファ」の収納としての利用など、住宅メーカーならではの工夫も盛り込んだ。

また、宅配ボックスと郵便ポストを一体にしたバリエーションも用意している。4月1日から同社の木質系工業化住宅向けの玄関バリエーションに追加する。