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住友倉庫、海運事業赤字化響き営業益14.7%減

2017年5月12日 (金)

ロジスティクス住友倉庫が12日に発表した2017年3月期決算は、米国の海運子会社「ウエストウッドシッピングラインズ」が運賃の下落やコンテナ貨物の取り扱い量が減少して部門赤字となったのが響き、営業利益が14.7%減(前期比)の91億8900万円となった。

海運を除く物流事業は文書などの情報記録媒体を中心に保管残高が堅調に推移したことで倉庫収入が1.6%増の229億6800万円となったほか、陸上運送もEC関連輸送の取り扱いが拡大して4.7%増の395億4600万円を売り上げた。ただ港湾運送と国際輸送が減収となり、物流事業全体の売上高は9.3%減1310億5500万円、営業利益は8%増の97億7200万円となった。

今期は物流事業でアーカイブズ事業の取り扱い拡大、国際輸送貨物などの取り扱い回復を見込むととともに、海運事業の拡大と市況の回復、不動産事業で新規施設の寄与があり、売上高は前期を2.9%上回る1700億円(上半期840億円)を予想。営業利益は15.3%増の106億円(上期50億円)、最終利益は5.1%増の82億円(上期40億円)をそれぞれ見込む。

■2017年3月期

期初からの累計実績(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
165,256-4.1%
営業利益
9,189-14.7%5.6%
経常利益
11,327-11.4%6.9%
最終利益
7,802-3.5%4.7%