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セイノーHD2Q、輸送事業好調で2年ぶり増収増益

2021年11月12日 (金)

(出所:西濃運輸)

財務・人事セイノーホールディングス(HD)が12日発表した2022年3月期第2四半期累計連結決算は、売上高が前年同期比5.4%増の2949億5400万円、営業利益が同39.2%増の126億4600万円、経常利益が同27.1%増の141億5800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同33.6%増の86億7000万円で、第2四半期累計では2年ぶりの増収増益だった。

輸送事業は、売上高が前年同期比3.6%増の2196億3600万円、営業利益が同45.3%増の91億900万円で増収増益だった。中核会社の西濃運輸は、新型コロナウイルス感染拡大による経済停滞で取扱貨物量が回復の途上にあるなかで、蓄積した業種別の実績データ分析による好調業種への積極的な渉外や顧客情報を一元管理する顧客カルテシステムの活用により、取扱貨物量の確保に取り組んだ。取扱貨物量に相関するよう費用を最適化したほか、路線便の運行効率化にも取り組み収益確保に努めた。

自動車販売事業についても、サポートカーを中心としたキャンペーンの展開や新型車の投入効果を生かした営業が奏功し、好業績に貢献した。

2022年3月期の通期業績予想は、第2四半期までの業績や今後の景気動向を考慮し、予想数値を引き下げた。ことし5月13日公表の前回予想について、売上高を6110億円から6070億円に、営業利益を306億円から295億円に、経常利益を332億円から321億円に、親会社株主に帰属する当期純利益を212億円から205億円に変更した。