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セブン、商品刷新と店舗維持に物流機能活用

2017年5月30日 (火)

空白

荷主セブン‐イレブン・ジャパンは30日、全国1万9453店舗(4月末時点)で販売するサンドイッチのパン、具材、パッケージをリニューアルする。一貫した温度管理のもとで野菜を配送する「コールドチェーン」(低温物流網)の仕組みを生かして提供する。

今回は、新鮮な野菜を50グラム以上使ったサンドイッチを「サラダサンド」として新たに導入。ほかにも全粒粉を使った健康志向のサンドイッチ、フルーツを使ったサンドイッチなど、品揃えを充実させる。

「7品目のコブサラダサンド」(税込298円)は30日以降、段階的に北海道・中国一部・四国・九州を除く全国で発売。粗挽きの全粒粉と低糖質のパン生地を使用し、「海老ブロッコリーサラダ」をイメージした仕立てが特徴の「海老ブロッコリーサラダサンド」(税込298円)は九州以外で同日から展開する。

6月8日からは「セブンカフェ」のコーヒーかすをリサイクルして作られた店舗清掃用の「消臭除菌剤」を導入する。セブン‐イレブンの廃棄物一元管理システム「エコ物流」で国内で初めて使用後のコーヒーかすを回収し、「コーヒー酸」「キナ酸」などの消臭成分を抽出して開発した消臭除菌剤を実用化した。

年間10億杯を販売するセブンカフェは、1杯ずつコーヒー豆を挽き、ドリップ方式で抽出することから、販売と同時に一定量のコーヒーかすが発生する。これまでは廃棄していたが、その消臭成分に着目し、無臭元工業やリテールシステムサービスとともに、コーヒーかすの一部をリサイクルして消臭除菌剤を開発した。

(画像:セブン‐イレブン・ジャパン)