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JLL、物流不動産サービス体制強化へ専門組織設立

2017年6月8日 (木)
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荷主ジョーンズラングラサール(JLL)は8日、物流不動産サービス体制を強化するため、専門組織「インダストリアル&ロジスティクス」を新設するとともに、物流施設賃貸検索サイト「Logi Finder」(ロジファインダー)を新たに開設すると発表した。

インダストリアル&ロジスティクスは、売買仲介、テナントレップ、リーシング、プロジェクト開発、運用管理、サプライチェーン、鑑定、リサーチ、マーケティング部門のメンバーで構成する部門横断の組織。各分野の物流不動産に関する専門知識を合わせることで、幅広いニーズに対し、新設から、移転、開発、運用管理、売買までをワンストップで、包括的にサービスを提供する。

また、世界80か国で展開するJLLのネットワークや、海外での実績を活かした国内外の物流不動産コンサルティングも可能で、複数言語(日本語、英語、中国語)での対応も可能としている。

さらに、物流施設賃貸検索サイトのロジファインダーを開設することで、JLLが手がけた物流プロジェクト紹介ビデオ「JLL Showcase」に加え、最新の物流施設の賃貸情報や市場動向をオンタイムで顧客に提供することが可能になった。

▲JLL Showcase

近年日本では、Eコマースや短期間での配送需要による3PL事業の拡大がみられ、また、世界的に物流不動産の利回りは低下しているものの、日本は世界と比べても物流開発の利益性が高い市場であることなどを背景に、物流不動産に関するサービスの需要が拡大しつつある。

また、工場、データセンター、研究施設などのオルタナティブ資産に対する関心も高まっており、各種物流不動産に関する専門的で包括的なサービスが求められているとし、インダストリアル&ロジスティクスの新設とロジファインダーの開設を行うこととした。