ニッセン、UCCからシャディの全株式を127億円で取得

イベントニッセンホールディングスは26日、UCCホールディングスからシャディ（UCCHDの完全子会社）の発行済株式すべてを取得する最終的な契約を締結したと発表した。取得額は127億円で、取得資金を調達するため、UCCHDを割当先として自己株式を処分する。

ニッセンは、シャディの全株式を取得することで、シャディの持つ販売店網を活用して共同でシニア市場の拡大を目指すとともに、結婚や出産などのライフイベント情報を活用したデータベースマーケティングの発展を通じてシャディと同販売店の売上利益の向上につなげる。

また、ニッセンのダイレクトマーケティング機能を活用し、UCCが強みとする家庭向けのコーヒーを始め、UCCグループの商材を販売するほか、シャディグループのギフト商材をニッセンのショッピングサイトで展開することで新たな商品群の拡充を図る。

シャディの株式取得に際し、ニッセンHDはUCCHDを割当先として自己株式を処分し、45億6500万円を調達してシャディ株式の取得に充てる。