ECファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)を運営するスタートトゥデイは29日、今後の商品取扱規模の拡大を見込み、プロロジスが茨城県つくば市に開発する「プロロジスパークつくば1」の全棟(7万平方メートル)を借り入れ、フルフィルメント業務全般を行う物流センター「ZOZOBASE」(ゾゾベース)を2018年秋に拡張すると発表した。
施設の新築工事は17年8月から開始し、18年秋の本格稼働を目指す。また、それ先駆けて千葉県印西市の「プロロジスパーク千葉ニュータウン」の一部(5万8000平方メートル)を17年7月から新たに賃借する。
これらの拡張により、同社の物流拠点規模は18年秋頃に計25万平方メートルとなる。
プロロジスパークつくばは、6万5600平方メートルの土地に、BTS型施設2棟からなる物流施設の集積地として、プロロジスが開発を計画していた。今回、敷地内の第一棟目として、スタートトゥデイの専用施設プロロジスパークつくば1を開発することが決まった。
施設は圏央道「つくば中央IC」から5キロに位置。北関東方面への配送に加えて、常磐道「谷田部IC」から10キロに立地するため、都心方面・仙台方面へのアクセスに優れる。
建物は4階建て延床面積7万平方メートルで、1階と3階にトラックバースを設け、スロープで大型車両が3階にアクセス可能な設計とする。敷地内には、自動車通勤を想定し220台分の駐車場を設ける。
また、館内は倉庫内を含めて全館空調を導入し、全館LED照明を採用するなど環境負荷軽減にも配慮する。
■「プロロジスパークつくば1」計画概要
所在地:茨城県つくば市東光台
敷地面積:3万2800平方メートル
延床面積:7万平方メートル
構造:地上4階建て
着工:2017年8月
竣工:2018年8月末